
「黄昏に勇者は笑う」続編。
勇者ナギが救った世界の一つ、人間界のその後を描く。
ナギが去った後の人間界で新たな聖女として選ばれた赤毛の少女マリア。
彼女は女神の加護を受け、ナギが番人を務める境界から侵入した次元の獣と日々戦っていた。
――血塗れの聖女は朝焼けに祈りと勝利を捧げるのであった。
本編
第1章、二人の聖女
1話『血塗れの聖女』
2話『番人』
3話『異国の騎士』
4話『白銀に見える』
第2章、狭間の住人
1話『暁と乙女』
2話『祈り』
3話『糸の先』
4話『聖剣』
5話『守護騎士』
第3章、運命とそれから
1話『雷の落胤』
2話『鏡』
3話『聖女マリア』
4話『二人の縁』
登場人物
マリア 15歳 女性
ナギの次代にあたる『聖女』で、紅蓮の騎士団団長。
大聖女となったユミルと共にナギの声を聞く者として、次元の獣と戦っている。
赤ん坊の頃、教会の前に捨てられていたところをアッシュとユミルに拾われた過去を持つ。
華奢な見た目とは裏腹に燃費が悪く、朝夕問わず何かを食べている。
アッシュ・マーブル 21歳 男性
マリアの副官を務める青年騎士。
人間でありながら魔力を持つ特異体質。それが原因で4歳の時に親から疎まれ、教会に預けられた。自身を受け入れてくれたユミルに深い敬愛を抱いている。
マリアのことを妹のように思っているため、2人きりになると子供扱いしてしまう。
キャラクターデザイン・イラスト じろあるば様